調査・レポート

一般生活者のSDGsに対する興味・関心や実践率は?!

2020年5月26日

本記事では、一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会と、株式会社SoooooS.カンパニーが合同で実施した、SDGsや社会的意識・行動に関するアンケート調査のレポートをご紹介します。SDGsに関連する商品・サービス展開に役立つファクトやデータが満載です。

第7回「生活者の社会的意識・行動に関する調査」結果を発表 SDGsを達成する商品の購入者は、社会的取り組みに対する参加意欲が高い

一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会(略称:APSP、本社:東京都中央区、会長:江口 泰広)は、株式会社SoooooS.カンパニー(本社:東京都中央区、代表取締役:木村 有香)と合同で、2012年から定期的に継続し、今回で7回目となる生活者の社会的意識や行動を探るためのアンケート調査を2019年8~9月に行いました。 【調査結果のポイント】 ...

SDGsの達成につながる商品の認知度は約30%、該当する商品を購入している人でもSDGsに貢献している自覚がない

まず、SDGsの達成につながる商品の認知度は約30%で、購入者は5%未満であることが指摘されています。その上で、エコやフェアトレードなどの何らかの社会問題の解決につながる商品「ソーシャルプロダクツ」の購入者であっても、(購入商品が)SDGsにつながると認識している人は、7.1パーセントしかいないことが指摘されています。

SDGsを達成する商品の購入者は、社会的取り組みに対する参加意欲が高い

さらに、何らかの社会問題の解決につながる商品「ソーシャルプロダクツ」の購入者に、「あなたが購入している商品の社会的取り組み(被災地での植樹、海岸の清掃、無農薬栽培や伝統産業の体験など)に参加してみたいですか?」と質問したところ、「ぜひ参加してみたい」人が13.1%、「内容や日時によっては参加してみたい」人が40.9%となり、参加にポジティブな回答が過半数を超えたとのことです。

このことから、商品を通してSDGsの達成につながるような社会的取り組みを展開し、そこに生活者を巻き込んでいく「購入者参加型」のソーシャルプロダクツが求められている可能性を指摘しています。

SDGsに関する興味・関心や実践率は、世代間や男女間などで違いあり

最後に、SDGsに関する興味関心、SDGsの達成につながる行動の実践率に関して17目標ごとに質問し、それらの結果について、下記のようにまとめています。

SDGsの17目標ごとの「興味・関心」度合いは世代間で違いがあり、若者は「1番:貧困をなくそう」「6番:安全な水とトイレを世界中に」といった発展途上国の問題に関連するターゲットを多く含む目標への興味・関心が高い。また、17目標ごとの「行動・実践」水準は男女間で差が見られ、男性よりも女性の方がSDGsの達成につながる行動を実践している人が多い。

SDGs達成に向けて(所感)

本レポートは、SDGsに関連する商品・サービスを展開する上での具体的示唆に溢れていると思われます。まとめるなら、ターゲットとする生活者のSDGsや社会問題に対する興味・関心、行動などを踏まえたうえで、彼らを巻き込む社会的取り組みを展開することが求められているということでしょう。

一見、通常のビジネスでは当たり前のようにも思えますが、SDGs関連ビジネスの場合、本業と社会問題の関連性や、地域や社会のニーズの大きさに目が行きがちで、ターゲットとする生活者(顧客)が見落とされがちかもしれません。SDGs関連ビジネスにおいても、ターゲットと向き合うことの重要性を啓発してくれるレポートだと思います。

本記事で紹介した以外のファクトやデータも満載ですので、興味・関心がある方は、下記の参考文献をご覧ください。

参考文献

一般社団法人ソーシャルプロダクツ普及推進協会、株式会社SoooooS.カンパニー(2020)「第7回『生活者の社会的意識・行動に関する調査』結果を発表 SDGsを達成する商品の購入者は、 社会的取り組みに対する参加意欲が高い」

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